もしもインテルが次世代車に入ったら・・・

2月末日に、インテル コーポレーションが コネクテッド・カーの技術革新を目指し、製品開発・研究に投資する とアメリカとドイツで同時発表しました。

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、斬新で革新的なコネクテッド・カーの利用体験を実現する技術革新と製品開発を目的とした、自動車関連の投資と施策を発表しました。この取り組みは、ドイツ・カールスルーでのオートモーティブ・イノベーション&プロダクト・デベロッ プメント・センターの新設とインテル・ラボのインタラクション・エクスペリエンス・リサーチ部門(IXR)における自動車分野の研究の拡張、学術支援プロ グラム、そしてインテル キャピタルによる 1 億ドルのコネクテッド・カー基金の設立からなります。

  • オートモーティブ・イノベーション&プロダクト・デベロップメント・センターを新設、インテルの技術を採用した車載情報通信(IVI)システムやテレマティクス・ソリューションの技術革新、製品開発を加速
  • 学術支援プログラムに投資し、学界とインテル、自動車産業間における革新的な発想や研究、技術の創出を促進
  • インテル・ラボのインタラクション・エクスペリエンス・リサーチ部門における自動車分野の研究を拡張し、人間行動と車、技術の関係を研究
  • インテル キャピタルが、世界的な技術投資組織としては初となる、自動車の技術革新に特化した 1 億ドルのコネクテッド・カー基金を設立

斬新で革新的なコネクテッド・カーとは、どのような姿や機能なのか。具体的な部分については「クルマとデジタル家電のシームレスな接続」と書かれている程度ですが、ともかくインテルが革新的なクルマを目指すということ。

インテルのCMによれば、インテルが入ったら人間に恋するエスプレッソマシンが生まれるようですから、そんな特別な感情を愛車と生活できる日が来るのかも知れません。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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