「女子は機械に弱い」と言いますね。
かれこれ7年、キャンピングカーを「走る別荘」のように活用しているわたしですが、未だにクルマに詳しいとは言えません。
そもそもクルマを所有したことがなく、主にレンタカーか親のクルマを借りていたので自分でメンテナンスする必要がなかったのです。
キャンピングカー生活をするまではセルフ給油すらしたことなかったし、給油口がクルマによって右にあったり左にあったりするのも気づきませんでした。
タイヤの空気圧チェックなんか思いもよらなかったので、とりあえず頼んだガソリンスタンドで「(空気圧は)どれくらいですか?」って聞かれた時は「えっ? ナニソレ」と、しどろもどろに。
オイル交換も、ついうっかり忘れてしまって5000km超えたことがありました。
「オイルフィルターはどうしますか?」「フラッシングしますか?」「オイルは何リットル入りますか?」とか聞かないで!
それを知らないばかりに、本来は6リットルしか入らないのに「7リットル入りました」って言われて、そのまま払っちゃったこともありました…。
(※フラッシングした場合は、合計で7リットルになります)
また、発電機もオイル交換しないといけないというのも知りませんでした。
キャンピングカーRocky21に搭載されている発電機はクルマのガソリンタンクと繋がっているので給油する必要がなく、買った当初からメンテナンスしたことがなかったのです。
初めてオイル交換したときは、古いオイルがまるで墨汁のようでした…。
これでよく壊れなかったものです(お前が言うな)。
安全運転だけは気をつけていて、急発進/急ブレーキは厳禁、また高速道路でも80km/h走行を心がけています。
が、ある雨の日にマンホールなどでタイヤが滑ることに気がついて、溝が減ってるのかなぁ〜と思っていたのですが、なんと減ってるどころかワイヤーが見えかけていてビックリしました!
もしも高速道でスピードを出していたらバーストしていたでしょう。
ちなみに走行距離4万キロを超えていました。タイヤ交換のタイミングも知らなかったのです。
後輪はダブルタイヤなので、内側の1つだけ空気圧が異常に減っていることにもしばらく気づきませんでした。
ガソリンスタンドでは対応できないということで、近くのタイヤ専門店で見てもらったところ、バルブのゴムが劣化していたのが原因だと判明。
タイヤの構造もなにも知らないわたしはバルブを見せられてもキョトン。整備工さん苦笑い。
まさか、こんなデカいキャンピングカーを一人で乗り回している人が、こんな無知だとは思いませんよね…。
キャンピングカーに乗っていると、見知らぬ方からでも声をかけられる機会が多く、質問攻めに遭ってしまいます。
「どこのクルマ?」「燃費は?」くらいならいざ知らず、「排気量は?」「定員は?」「へぇーV10なんだ!」「FF?」「FRP?」ナゾの単語が飛び交い、「なんでそんなこと知りたがるの?」と、げんなり…。
しかし、そのお陰で少しずつですが知識も増えクルマも喜んでくれていると思います(笑)
(松本しう周己)
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