人気のバンコンに車載用リチウムイオンバッテリーシステムを搭載したキャンパー鹿児島のモデル【東京モーターショー2019】

●エンジンをオフにしてもリチウムイオンバッテリーで家電が使用できる

東京モーターショーの「OPEN ROAD(シンボルプロムナード公園)」に設けられているキャンピングカーコーナー。

Kアクセス(キャンパー鹿児島)が出展するトヨタ・ハイエースベースのバンコン(バンコンバージョン)は、車載用リチウムイオンバッテリーシステムを搭載し、エンジンをオフにしても車内で自宅のように家電が使えるのが特徴になっています。

走行充電やAC100V充電が可能で、システム全体で管理することで安心・安全を実現しています。3000回の充放電が可能で、1日1回使っても8年以上使用できます。

キャンパー鹿児島 バンコン
キャンパー鹿児島のリチウムイオンバッテリーシステムを搭載したバンコン

ベース車両は3タイプ用意されています。

まず、ハイエースのスーパーロング・スーパーハイルーフは、乗車定員5名、就寝人数4名。全長5380×全幅1930×全高2460mmという大きなボディサイズにより、室内高1800mmを実現した特別仕様です。主要装備として、車載用リチウムイオンバッテリーシステムをはじめ、家庭用エアコン、リフレティック(断熱材)、寒冷地仕様、コンフォートショック、リヤスタビライザー、冷蔵庫、電子レンジ、19インチTV、マックスファンが設定され、価格は999万8000円(税込み/限定1台)。

キャンパー鹿児島 バンコン
ハイルーフ仕様によりゆとりのある室内とニーズに応じたタイプを設定する

ほかにも、優雅な大人の2人旅専用設計をコンセプトにした「rem second act」という2人旅を想定したモデルもあります。

乗車定員は5名もしくは6名で、就寝人数は4名。ベース車は、ハイエース・スーパーロングで、全長5380×全幅1930×全高2285mm。車載用リチウムイオンバッテリーシステムはもちろん、家庭用エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、遮音断熱、19インチTV、エクステンションボックス、外部電源、シャワー式シンク、給排水タンク、100Vコンセントを設定。価格は684万7500円〜(税込)です。

キャンパー鹿児島 バンコン
エンジンを止めた状態でも家庭用エアコンなどの家電を使える
キャンパー鹿児島 バンコン
テーブルを囲んだ対座モードも可能
キャンパー鹿児島 バンコン
給排水タンクを備え、調理もできる

「rem forest」は、家族で楽しむための1台を掲げ、ベース車はハイエース・スーパーロング。サイズは全長5380×全幅1930×全高2285mm。

装備は、車載用リチウムイオンバッテリーシステム、家庭用エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、遮音断熱、19インチTV、エクステンションボックス、外部電源、シャワー式シンク、給排水タンク、100Vコンセントを設定。価格はこちらも684万7500円~(税込)です。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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