トヨタ86(ハチロク)の気になるタイヤ空気圧とオイル粘度について

ついに市販バージョンが発表されたトヨタ86(ハチロク)。

 

その運転席にアプローチしようと、ドアを開ければそこでまずひとつ目の数字を発見。

 

ご存知、タイヤサイズと指定空気圧を示すステッカー。

 

なおタイヤサイズは215/45R17と205/55R16の二種類。参考までにTRDが用意しているインチアップ仕様は225/40R18が推奨とのこと。

 

空気圧は、どのサイズでも前後240kPa。スポーツカーにしては少々ハイプレッシャーに思えますが、現在の基準でいえばスタンダード。

 

 

そして、もうひとつここで紹介しておきたいのは、ボンネットを開けて確認できる数字。

新型ボクサーエンジンFA20型のオイルフィラーキャップに、その数字は刻まれています。

ここに書かれているのはエンジンオイル粘度。0W-20という現在の規格ではやわらかいオイルが指定とのこと。

 

高回転を多用したときにエンジンオイルの温度が上がると、一般にオイルの粘度が下がってしまうので、やわらかいオイルというのは心配ではありますが、一方でフリクションの少なさがスポーツカーらしい吹け上がり感に寄与している点も無視できません。

 

もちろん、ハチロクらしいカスタマイズにおいては、エンジンオイルの選択というのも楽しみになるわけですが、基準値はフィラーキャップに刻まれていると覚えておくと何かと役に立ちそうです。

 

 

(山本晋也)

 

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる