ウインカー下端の最低地上高によって、トヨタ・ハチロク合法的なローダウンに制限がありそうだ、という話題で盛り上がっているクリッカーですが、車高ダウン時に気をつけないといけないのはウインカーだけではないようです。
たとえば、前部霧灯(フォグランプ)。その取付要件にも保安基準はあり。
ポイントになるのは、以下の部分。
前部霧灯は、その性能を損なわないように、かつ、取付位置、取付方法等に関し、視認等その他適切な方法により審査したときに、次の基準に適合するように取り付けられなければならない。 ( 保 安 基 準 第 33 条 第 3 項 )
前部霧灯は、その照明部の上縁の高さが地上 800 mm 以 下 で あ っ て 、すれ違い用前照灯の照明部の上縁を含む水平面以下<中略>下縁の高さが地上250mm 以上となるように取り付けられていること。
つまりフロントバンパーに前部霧灯が備わっているクルマで車高をダウンしたときに、最低地上高より先に、このランプ下縁の最低高250mmという要件がひっかかることが可能性としてあるというわけ。
ハチロク、BRZといった話題のクルマに限らず、保安基準の範囲で車高を下げるときにはお気をつけあれ。
(山本晋也)