年末に不幸なケガをしてしまい、オート・エクスポ・インディアに行けず涙を飲んだ竹岡圭さんがトーヨータイヤブースでトークショーを行うと聞き、お見舞い方々激励に行きました。
告知パネルを見たら7回も出番が。大丈夫かいな?と思いながら出番に合わせてブースを訪れました。
竹岡圭さんの役どころは、事前にテストコースで試乗した時のビデオを流し、それを司会の方と見ながらインプレッションを語るというもの。
タイヤは、ミニバン専用タイヤのトランパスと、2012年1月発売のプロクセスT1スポーツです。
プロクセスT1スポーツは、市販としては新発売ですが、実はすでにこのアウディTT、TTS、TTRSに標準装着されて2010年から日本の道を走っています。竹岡圭さんによると、「グリップはもちろん、路面のインフォメーションを正確に伝えてくれるし、コントロール性もいい。狙ったクリッピングポイントに向かってレールに乗せられる」とのこと。そのあたりがアウディのOEタイヤとして採用された理由かもしれませんね。
トーヨータイヤを装着したD1マシンに同乗試乗した時の映像も流され、初体験の興奮をアツく語っていらっしゃいました。ツインドリもものすごく楽しかったらしいです。
ブース内でこんなクルマを見つけました。油断していて通り過ぎてしまいそうでしたが、フロントがシロッコ、リアがEOSのデモカーが。製作意図は不明ですが、部分的には違和感はないものの全体で見るとちょっと……
少し前に、180SX(S13型)のフロントをシルビアに換装した“シルエイティ”、逆の“ワンビア”というクルマを作った人たちがいましたが、それに当てはめると、“シロコス”あるいは“イオッコ”という名前になるでしょうか???
とにかく、靱帯が伸びるという大きなケガを負ったにもかかわらず、こうやってなんとか表舞台に出られるくらい回復して良かったですね。
最後に、本日一番の売りであったプロクセスT1スポーツの前で記念撮影(お疲れのところすいません)。
少々立ち話をしていると、NATSモータースポーツ科非常勤講師の勅使河原隆弘さんがブースにいらっしゃいました。NATSは、毎回学校挙げて独創的なクルマを出展し、“キャンパスにサーキットのある学校”としても知られています。
実は私を含めた3人にはそれぞれつながりがあります。私と勅使河原さんは現役VW GTI Cupドライバー。竹岡圭さんも2006年・2007年の参戦経験があり、“あるもの”を賭けてコース上で戦った仲間。竹岡圭さんは勅使河原さんを取材したことがあり、BS日テレで放送中の“おぎやはぎの愛車遍歴No Car, No Life”はNATSで撮影しているという関係が。
勅使河原さんは、2010年・2011年シーズンのクラスチャンピオンです。車いすの彼が参戦するまでには大変なご苦労がありました。そのあたりの紹介はまた別にしようと思います。
(Autanacar)