トヨタ2000GTが電気自動車(EV)になった! 【東京オートサロン2012】

東京オートサロンのトヨタブースに懐かしいクルマを発見!  60年代に彗星のように登場したトヨタ2000GTの姿が。 でも何やら派手なカラーリングが施されています。そう、何とこのクルマ、電気自動車なんです!

関東自動車工業㈱がトヨタ系ディーラーの所有していた車両を入手して一から大レストアしてEVに改造したのだとか。エンジンフードに設けられたソーラーパネルでバッテリーを充電、レース用なので後続距離は50kmと短めですが、最高スピードは200km/hと高性能。今後このクルマでEVレースに出場するそうです。

このクルマの開発を担当したのは関東自動車工業㈱ 技術部の宮崎 晋氏。 トヨタ自動車 第1車両技術部の斎藤尚彦氏らとチームを組んで約半年がかりで仕上げたそうです。

外観的には一見、ノーマル然としていますが中身はかなり手が入っているようです。まず、ミッションがEVでは異例のマニュアル仕様! そしてメーター機器類は全てEV仕様に改められています。

バックドアを開けるとそこにはサウンド・シミュレーターが搭載されており、走行時に車外・社内に擬似走行音を出せるそうです。ショー会場では色々なサウンドを出して観客にアピールしていました。確かにEVレースは音がほとんどしないのでこれはGood アイデア!

会場に行かれたら是非このトヨタ2000GTをご覧になってみては如何でしょうか。

こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/12/23/95847

(Avanti Yasunori )

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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