【デトロイトショー2012】笑いナシ! シボレー「130R」はマジなFRスポーツクーペ

デトロイトショーで、シボレーが出した二台のコンセプトクーペは、いずれも若者世代をターゲットとしたもので、FRクーペの「130R」とFFクーペの「140S」と異なるキャラクターを提案しています。

 

そして注目は「130R」。

 

「130R」というと日本では鈴鹿サーキットの名物コーナーか、もしくは板尾創路・ほんこん両氏のお笑いコンビ名を思い浮かべてしまうかもしれません。

 

ですが、シボレーは「130R」で笑いを取りに来ているわけではなく(当たり前)、大マジメな近未来モデルとしての提案。

 

 

パワートレインは150馬力を発生するダウンサイジング指向の1.4リッターターボに6速MTか6速ATを組み合わせてリアを駆動する、FRレイアウト。

インテリアではスマートフォンと連携するヘッドアップディスプレイなどネットを意識した仕上がり。

そして価格は2万ドル以下を目指すというリーズナブル指向。

 

20インチのホイールなどコンセプトカーとして化粧している部分も多々あるようですが、この130Rが、トヨタ86(北米ではサイオンFR-S)と同じ市場をターゲットとしていることは疑いなく、まさに好敵手の最右翼といえそうな存在感があり。

 

思えば、1980年代にレビン/トレノ(AE86)が人気を集めた当初にライバル視されていたのは同じFR駆動ながら圧倒的にトルクフルなターボエンジンを積むランサーターボ(A175 ※ランエボに非ず)でありました。自然吸気とターボの対決というのは、いつの時代もマニアを刺激しそう。

 

北米市場で、サイオンFR-Sとシボレー130Rが、そうしたライバル関係として育っていけば、他メーカーや他国のマーケットへも刺激となることでしょう。

 

その結果、手頃なコンパクトFRスポーツクーペというのが世界的なトレンドとなるかも!

 

「シボレー130R」の市販に期待しましょう!!

 

 

 

1.4リッターDOHCターボ 150馬力 200N.m 全長4396mm 全幅1816mm 全高1390mm ホイールベース2775mm タイヤサイズ 245/40R20

 

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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