新型ポルシェ911に搭載されたユーザー待望の「あの装備」とは?【東京モーターショー】

先日、中古で1世代前のポルシェを買った友達が電話をしてきてこう言いました。「さっき納車だったんだ。ところで、ドアミラーを畳むスイッチはどこにあるか知ってる?」

正直に言うべきか数秒悩みましたが、本人のためを思って僕は答えました。

 

「そんなもの、ついてない。」

 

日本では軽自動車にも付いているのが当たり前の電動格納式ドアミラー。しかし、ポルシェは採用されていなかったんですよ。スポーツ性能に関係ないものは排除して軽量化するなんて、さすがポルシェ様ですね。っていうか、日本以外ではポルシェを買うような人は広い駐車場を持っているからドアミラーを畳む必要がないってことなんでしょうけど。

 

でもね……東京モーターショーで日本公開された新型ポルシェ911を見てビックリ。

何と……

ドアミラーの電動格納機能が付いているじゃないか!
(あまりの感動に、写真を撮り忘れた)

 

やっぱりね、日本はないとダメなんですよ。
ポルシェは東京に多いんですが、東京はマンション暮らしの人が多い。マンションといえば機械式立体駐車場率がやたらと高い。 で、機械式立体駐車場に入れるときは、ドアミラーを畳まないとNG。

というわけで、電動ドアミラーこそ、日本のポルシェユーザーが待ち望んでいた装備なんです。

これは、ポルシェの歴史に残る出来事ですよ。
やったー!!

 

(工藤貴宏)

 

 

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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