これ乗りたい!日産のマイクロEV、国土交通大臣認定取得

NISSAN New Mobility CONCEPT
NISSAN New Mobility CONCEPT

9月29日の日産の発表によると、マイクロEV「NISSAN New Mobility CONCEPT」が国土交通大臣の認定を取得したとのことです。

日産自動車、二人乗り超小型電動車両の国土交通大臣認定を取得
あわせて公道走行実証実験への参加を発表
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/110929-01-j.html

国土交通省の平成23年度「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」に参加して一般公道での他の交通との混走などを検討するようです。

デザインや仕様は、ドアが無いとかタンデム2人乗りとか賛否両論あるでしょうが、なんとなく「アキラ」の世界に近づいた気がします。このサイズでの割り切りがないと、こういう仕様は作れないでしょうから大英断だと思います。

5年位前にトヨタ車体(購入当時はアラコ)のエブリディCOMSという原付四輪EVに乗っていましたが、都内を普通に走るにはなんの問題もありませんでした。COMSは法定速度50km/h。今度の日産のマイクロEVは80km/hを謳っているので多分軽自動車登録なのでしょうが、性能的には何の問題も無いでしょう。むしろゼロ発進の加速などは交通をリードできそうな気がします。

こういったマイクロEVがもたらす効果は計り知れません。例えば山手線の駅周辺を専用区域にしてマイクロEVや配送用のEVバン以外は走れなくして、渋滞や排ガス汚染を緩和するなど大胆な交通行政改革も発想できます。こういった専用区域の上限速度を30km/hにしてしまえば交通事故も減るかもしれません。電気自動車が本来歩むべき道はこういった都市内移動のマイクロEVだと思います。i-MiEVの使い道であればこのマイクロEVで足りちゃうでしょ。

早く乗りたいなぁ。

あっ、「ルノーのまんまだっ!」とか言うのは無しね。

Renault TWIZY

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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