なんと!開発責任者の想定を越えた出来映えだそうです【新型ホンダフィットシャトルのすべてを読んで/開発ストーリー編】

フィットシャトルの姿形は、どうみてもフィットのワゴンですよね。しかもホイールベースは共通だから、それこそフィットの前と後ろをグイッと伸ばした典型的な派生ワゴンです。

それでも商品統括責任者の繁さんは「名前でフィットワゴンだけはありえない。」と言い切っています。正直「???」という感じなのですが、仮に派生車種でも、企画段階で徹底的にコンセプトを練り上げるのが、ホンダの流儀!
「すべて本」でもお馴染みの、最もホンダらしい所です。

フィットのワゴン化に伴って目指したのは、
①車格をスモールカーからコンパクトカーへ上級シフトする!
②日本の5ナンバー乗用ワゴンに期待される付加価値を全て満たす!
の2点だと思います。

ここで、フィット開発責任者の人見さんは「ホンダの上級車を超えてもかまわない。ヒエラルキーは無視する。」と言って、開発スタッフにハッパをかけたと言うのですから、いやはや凄まじい。

そんな中で開発スタッフは、フィットではスモールカーの制約のためにできなかったボディの造り込み等を、ひとつひとつ丁寧に見直していったそうです。そして遂に、フィットとは別物の上質な乗り心地と走り、静粛性を実現するに至ったとの事。
人見さんに「ここまでできるんだ・・・正直ビックリした」と言わしめたのですから、開発スタッフの頑張りもこれまた凄まじい~。これは、相当期待できそうです。
(・o・)ゞ

でも今頃人見さんは「次期フィットは、シャトル以上の仕上がりにするゾ~!打倒VWポロだ~!」とかいって、開発スタッフに檄を飛ばしているのでしょうね。
(☆o☆)またまた火花が飛ぶぞ~!

それから開発ストーリーの端々に、他にもフィットの派生車種が出てきそうな雰囲気がありました。既に兄弟車のフリードが出ているし、もちろん具体的な言及はありませんが、例えばシャトルをセダン化したフィットアリアとか??
でもどうせやるなら、初代CITYにあったカブリオレとかブルドックとか、遊び心満載のフィットがあったら更に楽しいですよね。

繁さん、人見さん、もちろん勝手な妄想ですが、フィットブランドの更なる充実に、大いに期待していますよ~!
(^o^ゞ

(拓波幸 としひろ)