こんなマツダロードスターも出てきました!

こちらは2000年のSEMAショーに出展されたマツダロードスター(NB)ベースのシングルシーターモデル「MONO POST」です。

解説によりますと、

Miataベースで4台目のコンセプトカー「MONO POST」

Jaguar D-typeや、Lotus11などの1950年代のクラシックなシングルシーターの耐久レーサーが、MonoPost のコンセプト。
Miata ベースでは1989 Club Racer、1995 M-Speedster、1996 M-Coupeに続く4台目、NBベースでは初めてのコンセプトカーとして、2000年のラスベガスSEMAショーに展示されました。
HKSのインタークーラー付きターボで、ノーマル比36%アップの190psと、ノーマルの2倍のトルクを発揮しています。この車体は実走行可能で、当時、アメリカでサーキットを走行しているシーンを撮影した動画がありました。
アメリカで保管されていた車体は、日本にはデザイン部のスタディ(研究)用として、昨2010年秋に初上陸しました。研究成果がどんな形になっていくのか、乞うご期待?

なるほど、こんなクルマがあったんですね。

そして、なんと今、こちらの車両はマツダ横浜R&Dセンター(神奈川県横浜市神奈川区守屋町2-5)で、ロードスター・クラブ・オブ・ジャパン主催の「Roadster 2011展」で見ることができます。

7月17日〜31日の土日で見ることができます。

ちなみに後ろに見えるのは、ロードスターの一番最初の走れるプロトタイプ「V705」ですね。

こちらはイギリスで作られアメリカ西海岸で社内でロードスターの企画を通すためのプロモーションムービーを撮影して、それが20周年記念の年(2009年)に見つかったものですね。

 

で、その年の同じく横浜で開催されたRoadster展にてこのV705を撮影したものの、マツダさんから「やはりこれは世間一般に見せちゃまずいんじゃないか?」ということで、「ちょっと待って」と言われ、結局は撮った写真を世に出せなかった思い出があります。

 

個人的にお蔵入りになった写真、せっかくなのでババーンと見せちゃいます。

エンジンはファミリア、足まわりは初代RX-7(SA22)、などを流用し、ボディはプラスティックのオリジナル。ちなみに、ライトウェイトスポーツ(LWS)企画とプラスティックボディの研究企画が融合してこのプロトタイプができたとお聞きしたと思います。

入場無料なので、ETC休日割引をうまく使って日本全国から横浜へ行ってみましょう!

(小林和久)

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この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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