道の駅で知る景勝地、秋田『七滝』【車中泊女子の全国縦断記】

七滝
猛暑の中、ここは涼しくマイナスイオンたっぷり♪

秋田県鹿角郡小坂町にある、初訪問の道の駅『こさか七滝』に隣接する、その名も七滝(ななたき)。
落差60m、その名の通り七段になって落ちる名瀑で『日本の滝100選』にも選定されています。
道の駅めぐりをしていなかったら、ここにも巡り会えなかったかも知れません。

 

ここ七滝には、伝説があります。
昔々、自分の土地の広さをいつも自慢していた傲慢な昆 孫左衛門(こん まござえもん)という大地主がいました。
村々に自分の力を誇示するため、物を投げることが禁じられていた七滝に70余棚の薪を上から投げ入れてしまうが、4段目の鍋倉という滝つぼに落下すると同時に、天地を揺るがす大鳴動がおこり、苦痛のうめき声が怪しく水中から聞こえ、薪は二度と水面に浮かび上がらなかった。
孫左衛門は滝つぼの不思議さに震えあがり、それっきり病にかかり床に寝込むようになってしまいました。

この滝は、実は大蛇の化身であったのです。
孫左衛門の夢枕に15mほどの巨大な大蛇が現れ、その体は傷だらけで生々しい血が流れていました。
「我の体の傷を見るんだ。お前は罪深いことをした。我のたたりでお前を滅ぼしてやるぞ。」
孫左衛門は「どうしたらよいのだ。浅はかな事をしてしまった。私は罪深いことをしてしまった。」と思い詰めたすえに、七滝に不動神社を建てることを思いついた。
そのときには、今までの彼の思い上がりの心はすでに消えていたのであった———。

(それが現在、滝のそばに鎮座する『七滝神社』)

祠の中には鉄でつくった蛇『とぐろ様』があるそうです!

(松本しう周己)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/07/18/43501

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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