先日、岩手県盛岡市にある『いわな館』という、けっこうな山の中に佇む「岩魚と手打ち蕎麦のお店」で知人にランチをご馳走になりました。
知人のKさんは店主さんと顔なじみなので親しくお話しさせていただき、前菜からデザートまでかなりの量のフルコースをいただいてしまいました。
そこで出される料理の材料は、ほとんどがお庭や周辺の山の恵みです。
奥様の料理の腕あってこそなのですが、心身ともに豊かでわたしにとって理想的な暮らしだなぁ〜とホンワカした空気を満喫しました。
『ミズ』という山菜を知ったのは4〜5年前、秋田でたまたま出会った方にご自宅に招いていただいてご馳走になった時、やっぱりお庭から採ってササっと調理してくださったのが最初。
たぶん、わたしが生まれ育った九州にはないものだと思います。
見た目は食用とは思えない、湿地を好む瑞々しい多年草の植物で、茎の部分はフキっぽい感じです。
アクが少ないので下処理がとってもラク。茎が太い物はフキと同じくスジをスーっと取るだけ。
シャキシャキっとしたところもフキっぽいです。
生でもおひたしでも煮ても炒めてもOKの万能山菜。
赤っぽい根っこの部分は生のままで叩くと粘りが出てトロロ状態になり、これがまたご飯にもお酒にも合う!
実はムカゴみたいな感じでホクホクっとしていて、これまた美味!
「いいなぁ〜、こんな山菜がウチにも欲しいなぁ〜」とつぶやいたら、奥様が「ミズは放ったらかしておいても育つから大丈夫よ!」と、お庭から引っこ抜いてきてペットボトルを切った中に土と一緒に入れて持たせてくれました。
実がついたものを選んでくださったので、このまま順調に育ってくれれば家(熊本)に帰る頃には立派な実から根が生え(まだ茎にくっついた状態から根が生えて来るらしい!)、そのまま日陰に植えれば勝手に増えてくれる予定です。
いやぁ〜、楽しみだなぁ。
緑のある生活っていいですね!
(車外はいつも緑に囲まれてますが)
(松本しう周己)
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