トヨタが最新のステーションワゴン“アベンシス”をナント4ヵ月しか生産しないワケ

欧州ではバリバリの人気ジャンルながら日本においては絶滅危惧種的な存在となっているステーションワゴン。残念ながら、トヨタにはカローラフィールダーより大きなステーションワゴンがありません。でも、少数ながら大きめのステーションワゴンを待ち望んでいるトヨタ車ユーザーがいるのも事実。そこでトヨタが下した判断が「日本になければ、欧州からもって来ればいいじゃん!」ってことみたいです。

というわけで、開発拠点も生産工場もイギリスという、帰国子女の新型アベンシスがデビューしました。

以前日本へ導入されたいた先代アベンシスはセダンとステーショワゴンでしたが、新型はステーションワゴンだけのラインナップ。ボディサイズは全長4765mm×全幅1810mmでパワーパックは2LエンジンとCVTの組み合わせと、お値段は250万円です。欧州仕込みの走りの味も気になるところですね。

日本でのライバルは、レガシィツーリングワゴンやアテンザスポーツワゴン、そしてアコードツアラーです。その中でも、希少性という意味では、ライバルをぶっちぎりそうな予感がするのは気のせいでしょうか。だって、日本向けは今年7月から10月までのわずか4ヵ月間しか生産されないというんですよ。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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