アウディA1に手軽に乗れるファーストプランで見落としちゃいけない点

「はじめに必要なのは、半分だけ」、A1専用アウディ ファーストプラン実施中。

 

 

ル・マンでも連勝、国内販売も乗りにのっているアウディからエントリーモデルといえるA1専用の購入プランが登場しています。

 

このプランが特徴的なのは最初に一定額を払ったら、2年間は一切支払いなしという点。

せっかく新車を手に入れても毎月のローンが気になってガソリンをケチってしまうようでは、せっかくの愛車がもったいない。ローンを忘れてアウディとのカーライフを満喫できるプランというわけです。

 

2年後には、残額(据置金額)を支払うって名実ともに自分の愛車とするもよし、また下取りに出して次のアウディに乗り換えるもよし、というもの。

 

車両本体価格は289万円ですから、たとえば最初に152万円を支払った場合(そのほかに税金や保険などは必要)、車両の据置金額は137万円。

ならば、その金額を2年後に支払えばいい……というほど虫のいい話ではありません。

 

じつは「据置手数料」というのが存在します。

 

こちらは年間2.9%の計算といいますから、2年後には据置金額の5.8%にあたる手数料が発生します。

しかも2年間支払いなしということは、通常のローンのように元本が減るということはありません。残額にまるまる金利がかかるというわけ。

 

前述したケースでいえば、発生する据置手数料は7万9460円。

 

これが高いか安いかは、それぞれの判断ですが、このアウディファーストプランを活用するなら、年間2.9%相当の手数料が発生するということは覚えておきたいものです。

 

(山本晋也)

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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