参加台数世界最多!ニュルブルクリンク24時間耐久レースは草レースの世界大会!!

日本人がモータースポーツで世界に挑戦と云えば、昔は「ラリーはサファリ、レースはル・マン」でした。・・・どこかで聞いた様なフレーズですが、ル・マンは今も耐久レースの世界最高峰。今年も凄かった!しかし、ル・マンに挑戦出来るのは限られたプロドライバーだけで、どんなに一般人が車を愛していてもエントリーなんて夢のまた夢…。ところが近年、そんな海外での「夢の耐久レース」に日本人が挑戦する人が増えています。それは、あのスポーツカーの聖地“ニュル”=ニュルブルクリンクで毎年開催される「ADAC Zurich-24h-Rennen」です。

Way to the Nurburgring
正にニュルへの道

ゲーム等でお馴染みのニュルブルクリンクは「ノルドシュライフェ」と呼ばれる通称“旧コース”です。このサーキットは「ドイツのシベリア」と云われたこの地に、ヒットラーにより不況の振興対策として建設されました。超高速ながら、比較的平坦なル・マン=サルテサーキットとは異なり、高低差は300m、ジャンピングスポットが3箇所以上、最長の直線は2km、コースの内側に村を3つも抱える1周20kmの世界最大かつ、最も過酷なサーキットです。
24時間レースはこのノルドシュライフェ+現在F1が開催されるグランプリコースをつないだ全長25kmのコースで開催されます。
※2004年はGPコースを中途でショートカットする若干短いコースで開催されました。

コースレイアウト看板
勿論、表記は全てドイツ語です。

また、ニュル24時間レースは参加台数が桁違い。ル・マンは13kmのコースに60台程ですが、ニュルでは何と200台を超えます!耐久レースではお馴染みのローリングスタートも70台ずつ、3グループに分かれてスタートと云う相当シュールな光景を繰り広げます。

ローリングスタート中(2004)
こんな車ばかりだと、ローリング中というより渋滞に見えますw 参加者は大真面目!

今年は6月25〜26日にわたって開催されるニュルブルクリンク24時間レースの魅力を今年の日本人チャレンジャーと共に数回にわたって紹介します。

今年のニュルブルクリンク24時間レースの情報はこちらから
http://adac.24h-rennen.de/Home.168.0.html?&L=1 (英語版)

(川崎BASE)