21年ぶりに「AT車限定免許」でも乗れるロータス上陸

・・・といっても、21年前には「AT車限定免許」はありませんでしたけどね。

2009年6月にデビューしたミッドシップスポーツカー「ロータス・エヴォーラ」に、このほど新しい仲間が加わりました。その最大のトピックは、なんといってもオートマチック・トランスミッションを搭載した点なんですね。

モデル名は「エヴォーラIPS」。「P」→「R」「N」「D」という4つのボタンでレンジをセレクトすれば、アクセル&ブレーキ操作だけでロータスの“走り”が堪能できるほか、「スポーツボタン」をONにすれば、エンジン回転数を高めにキープしたスポーツドライビングが楽しめるそうです。

また、ステアリングに装備したパドルシフトを駆使すれば、6速ATを駆使した意のままのドライビングが堪能できちゃいます。心臓部には280psを発生するV6 3.5Lを積みながら、車両重量は1450kgなのですから、コーナリング性能も申し分ないでしょうね。ステアリング操作に専念できますから、もしかするとMT車以上に速いドライビングができるかもしれません。

ちなみにIPSとは「インテリジェント・プレシジョン・シフト」の略称で、ドライビングスタイルに合ったシフトチェンジをドライバーに提供する意味が込められているようです。

気になる価格は、2シーターが895万5000円、2+2が937万5000円。かなり「高嶺の花」のスポーツカーではありますが、ロータスのAT車を待っていた人も意外と多いのかも知れませんね。何度も言いますが、ロータスとしては21年ぶりの「AT車」なので、発表会もかなり気合いが入っていましたよ。なんといっても、新しいオーナーの獲得につながりますからね。

また、ドライビング性能をさらに高めた「エヴォーラS」も同時発表しました。新デザインのリアディフューザーがカッコイイっす。これから数年で「エスプリ」など多くの新車計画を持つロータスに期待しちゃいます。

そうそう、6月25日(土)〜7月10日(日)は、正規販売代理店(エヴォーラ取扱店)では、エヴォーラIPS/Sデビューフェアを開催しますよ!!

(南風よしお clicccar編集部)