ジャガーがハイブリッドスーパーカーの市販化を計画

わずか10年前では考えられなかった「スーパーカー×ハイブリッド」のコラボレーションですが、そんなコラボが一般的になる日は意外と近いのかもしれません。すでにポルシェなどはハイブリッドスポーツカーの登場を予告していますが、ジャガーも参入することに。「C-X75」というハイブリッドスーパーカーの市販化が発表されたのです。

このC-X75は、高性能ガソリンエンジンに2機のモーターを組み合わせた4WDのスポーツカー。約100km/hまで3秒以内で到達するというロケットのような加速力と320km/h以上の最高速という性能を持ちながら、99g/km 未満というCO2排出量で低燃費を実現しています。モーターだけでの航続距離も50kmを越えるといいますから、プラグインハイブリッドの可能性もありますね。

個人的に刺さったのは、F1チームのウィリアムズとのコラボレーションにより実現するということ。「マクラーレン×メルセデス」だったSLRのような、栄光のダブルネームですね。

生産予定台数は、わずか250台ほど。値段は70万~90万ポンド(約1億前後)になる見込みです。デリバリー時期はまだ明らかにされていませんが、今からバイトをはじめて頑張って貯金してもちょっと買えそうにありませんね。残念ですが。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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