ジープのプレミアムSUVのグランドチェロキーがフルモデルチェンジされました。先代まではV8を積んでいましたが、新型は新開発の3.6リットルのV6となり、一気に手頃な感じになりました。
早速、試乗をしようと思って車内をいろいろとチェックしている時、ふと前席の天井に付いたサングラスホルダーを開けてみると、そこには何か黒い平面的な物体が付いていて、サングラスは入りそうにありません。よく顔を近づけて見てみると、それは小型の液晶モニターでした。
そういえば事前の車両説明の時にフロント/サイドビューカメラが標準装備されていると言っていましたが、まさかモニターがサングラスホルダーの蓋の部分にはめ込まれているとは思いませんでした。
シフトレバーの前にあるボタンを押すと左前輪付近の映像が映り、もう一度押すとフロントバンパー付近の左右の映像に切り替わります。フロントカメラは死角になった小さな交差点や駐車場から出る際に重宝しそうです。でも、この蓋を開けるとルームミラーを遮ってしまうので、出しっぱなしにしておくのは難しそう…。
ジープのほかのモデルは助手席側のドアトリムに小型モニターを付けたりしていましたが、それは遠くて見えにくかったので、こっちのほうが断然見やすいのですがルームミラーと重なるのはビミョ—な感じです。コストをできるだけ掛けずに、いろんな便利装備を付けるのって難しいんですね。
(岡島裕二)