【東京-大阪i-MiEVで航続距離に挑戦】あわわ、急速充電器にはリーフがつながってるじゃん! どーする?

とりあえず次の充電スポットはららぽーと磐田に決めた。

現在、19:30。充電受付時間という20:30は、オレのドライビングテクニックを持ってすれば、楽勝だゼ。

残り航続距離に対しても、十分以上の余裕があるので、この長旅で初めてのアクセル全開を試みた。

速いじゃん、i-MiEV。

高速の接続路で一気い100km/hまで加速する。

少なくともフツウの軽自動車では味わえない加速感、トルク感だ。

ららぽーと磐田は、遠州豊田サービスエリアにほぼ直結したショッピングセンター。

ETC専用出口から5分もかからない。

なんだか焦り気味で無口になってるテングダンディに、ウィットに飛んだアメリカン・ジョークなどを聞かせながら場を和ませ、サービスエリアへの分岐に向け左ウインカーを出した。

ん? ETC専用?? えー、このi-MiEVはETCついてないじゃん!

あぶないあぶない。危うくETCもないのにETC出口に向かうところだった。

そんなこんなで20:20にはららぽーとへ到着。P場警備員さんに場所を聞き、余裕で充電スポットへ。

おや? 充電専用スペースに不届きものが駐車してるゾ。EVじゃないクルマが充電スペースに止めてしまう問題って、早くも発生しているんだな。車椅子マークのスペースに止めてしまうマナー違反と同じじゃん、などと考えていたら、ががーん! そこに鎮座するのは日産リーフ様じゃありませんか!! 急速充電器のコネクターはリーフの鼻にブッ刺さってるじゃん!!!

すでに急速充電器の“取り合い”が始まっていたのでした。

 

待つこと15分、リーフのオーナーさんが戻って来られました。

「早くどかしてくれねーかなぁ、こちとらあせってんだよぉ」と、内心思いつつもにこやかに、「わあ、スゴいですね。リーフをお持ちなんですかぁ」とフレンドリーに話しかけると、「あーごめんなさいね、すぐにどかしますから」と友好的に返して下さいました。

 

しばらく電気自動車や充電スポットの現状など、お互いの状況や経験談を交換しつつ、最近こういう初対面の人とクルマ談義するのってなかったよな、と電気自動車という新ジャンルヴィークルの新たなメリットを感じつつ、場所を譲っていただき、無事コネクターON!

なんとか、今晩の宿にたどり着きました。

このホテルでは、先ほどお話しして100Vコンセントをお借りできることになっていたので、今夜はちょっとだけ安心して眠りにつくことができそうです。

おやすみなさい。

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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