ところ変われば…… インドで売るクルマに絶対必要な条件

今後、爆発的に広がる市場として自動車メーカーが熱い視線を送るインド。そんなインド市場をターゲットに、トヨタが開発したモデルが「エティオス」です。そんなエティオスには、日本人には考えつかないし、誰も必要としない要素が盛り込まれているみたいです。

その要素が盛り込まれているのは、インパネ。運転席正面や助手席正面のインパネ上部が水平なトレー状になっていますが、実はここ「ガネーシャ(インドの象の神様)」を置くためのスペースなのだとか。神様への信仰が強いインドでは、インパネにガネーシャを置くのが常識なのだそうで「インパネにガネーシャを置く場所がないとインドでは相手にされない」とエティオスの開発をまとめたトヨタ自動車の則武さん。日本だったら、キティちゃんを置くのに便利そうですね。

 

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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