表彰台？へGo！　カマキョウ＆呼鈴のラリーチャレンジ！(3)【全日本ラリー選手権　ラリー洞爺】

公開日 2011/09/18 13:06
更新日 2024/10/21 11:14
著者川崎BASE

明けて9/4。
6:30の時点では雨は止んでいました。が、台風の為か上空の雲の流れが速く、天候の変化は予断を許しません。(準備編はコチラ・レッキ編はコチラ)
チームカマキョウは今回、カマキョウ・呼鈴の他にOPクラス(ポイントノーカンなクラス)に米屋賢吾(以下雪風)・佐々木智也(同ともやん)のクルーがミラージュで参加しています。4名はホテルでしっかり朝食をとり、7:00過ぎにホテルを出発。サービスパークに着くと昨年ラリージャパンの時にもお世話になった大庭誠介氏が主催するラリーサービス※(大庭氏は往年の名ラリースト。ラリー界への恩返しとして、ボランティアに近い形のラリーサポートを展開されています。）で各部の増し締め・点検等をして頂きました。

※本業が元歯科医の為、敬意を込め“大庭先生”と呼ぶ関係者が多い様です。カマキョウは昨年のラリージャパンでもお世話に。
7:36大庭先生のテントを出たカマキョウランサーは、

7:37TC待ちの列に並び、

7:39無事TCイン

7:41にサービスパークをスタートして行きました。カマキョウ・呼鈴組は最初のSS11へ向かいます。

SS11：CHRYSANTEHME3　8.16km
地区戦で活躍中の山田健一選手のランサーがトップタイム。カマキョウは10秒遅れの2番手タイム。
SS12：APPLE3　 3.27km
山田選手のランサーがSS走行中に横転！…と、早くも波乱発生。2番手タイムながらも3.8秒差のトップに浮上しました。
SS13：STRAWBERRY3　5.97km
ライバルの脱落を確認すると、2位を12秒引き離すスーパータイムを叩き出し、2位との差を16.1秒に開きました。
SS14：PLUS3　2.58km
今回最短のSSながら、1.6秒差のトップタイム。2位との差を更に17.7秒に開きます。
SS15：FRUITS TRAVESE B　16.10km
今回最長のSSでは地区戦の前を走る全日本クラスでコースをふさぐスピンが発生、車両撤去の為に競技が１時間近く遅延するアクシデントがありました。

が、…集中力を切らさず、3.2秒差のトップタイム。

まさかまさかの初ペア(呼鈴初エントリー&初ランサーでのノート読み)での北海道選手権チャンピオンクラス優勝！となりました。

本番時のカマキョウから呼鈴への指導ポイントは
「スピードが出ている所では次の情報を早めに読み上げる」
「どこまでを一息で読み上げるか、事前に本番スピードでの読み上げ速度を想定しアンダーライン等でマークしておく」とのこと。
…まだまだ修行は始まったところです。

尚、全日本クラスは、No.2勝田・足立組のインプレッサがDay2の周囲を寄せ付けない圧巻の走りで総合優勝。シリーズチャンピオン争いのトップに立ちました。

レース終了後、地区戦の表彰式でステージに登壇した際は言葉少ななカマキョウ・呼鈴両選手でしたが、チームメイト、サポーターを前にほっとした、そして充実した表情を見せていました。また、雪風・ともやんのチーカマBミラージュも無事完走しました。OPクラスはエントリーが１台だったので表彰は無しでした。。。ちょっと残念でしたね。

７．収支報告
エントリーフィー(66000÷2)　※実際にはカマキョウはクラブに所属しているので3000円程の割引がありました。
高速代：7000円
燃料代：1万円（およそ満タン２回分）
油脂・パーツ類：約２万円
タイヤ代：0円（去年のお古の為）
保険代：3000円
サービス代：0円（但し、大庭先生のヘルプサービスにお世話になりました）
他、昼食代等　雑費少々。
カマキョウは7万ちょい、
呼鈴はエントリー他(車に掛かる以外の費用)を折半し、交通費を含めると4万円程でした。

多少の整備が自分で出来るとか、車を壊さないと云う事はありましたが、この位の費用でも本格的なモータースポーツイベントに参加は可能です。勿論、ロールバーや最低限の安全装備は必要ですが、この位の費用なら、サラリーマンでも「お小遣い」で参戦が可能そうですね。

諦めていた諸兄、「オトナが本気になれる遊び」がここにありますよ。