ジャック・ヴィルヌーブがフェラーリF1のステアリングを握った!!

フェラーリF1マシンを運転中に、その命を散らした伝説のF1ドライバー、ジル・ヴィルヌーブ氏。その没後30年となった2012年5月8日にメモリアルな出来事があったそうです。

 それは、フェラーリのテストコースであるフィオラノで、ジル・ヴィルヌーブの操っていたマシン「314 T4」を、ジル・ヴィルヌーブの息子であり、また1997年のF1ワールドチャンピオンでもあるジャック・ヴィルヌーブが運転したというのです。

 そのオンボード映像が公開されています。現代のF1マシンとはまったく異なるシンプルで丸いステアリングや右手でのシフト操作など30年以上前のF1マシンの貴重なオンボード映像であると同時に、ジャック・ヴィルヌーブ氏のドライビングを父親の勇姿に重ねて目頭が熱くなるというオールドファンも少なくないのでは。

ピットに向かってサムアップ、そしてカウンターを当てながら312 T4を駆るジャック・ヴィルヌーブ氏、とても楽しそうに思えるのは気のせいでしょうか。

 ■フェラーリマガジン
http://magazine.ferrari.com/blog/2012/05/didn%E2%80%99t-gilles-jacques%E2%80%A6/

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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