家庭の深夜電力で充電すれば、電気代なんて1km走行で約1円。なんて経済性をアピールするEV、これまでは社会実験の名目で、特設された急速充電スタンドでの充電も無料や格安サービスになっていて、「ウンEVはなるほど経済的だ」なんてイメージが先行していたけど、いつまでも甘い話はそう続かない? というところで日産リーフの本格展開を前に、現実的なEVの充電料金が具体化してきた。
全国的の日産ディーラー各社の料金設定は
普通充電(ケーブル無)国内平型200V・料金:60分100円
国内急速充電タイプ・料金:30分500円
というもの(各ディーラーのHPにはすでに告知されている。例外的に熊本日産は、充電料金:2011年9月まで無料。日産プリンス東京は近日発表)。
日産は月額1500円のゼロ・エミッションサポートプログラムに加入すれば、「当面の間、日産のお店での充電は無料」とアナウンスしているけれど、EV普及のためにも今後増加してほしい一般的な急速充電スタンドの充電料金は、この30分500円がひとつの目安ってことになる。
30分間の急速充電で約80%充電されるということだけど、それで走れる距離はザックリ100km。130円(ガソリン1?価格相当)あたりの走行距離は26km。まあ、“外充電”の経済性はそれくらいってこと。そんなに安くはないし、充電に時間もかかる。スタンドを探すのも手間だ。
というわけで、EVを便利&エコに使い倒そうと思ったら、基本の行動エリアが自宅充電で余裕を持って走れる距離ってトコ、やっぱり外せないね。
(OGⅢ)