今年のモンテカルロラリー(IRCでなくヒストリックの方ですが)には日本の学生達がTE27トレノで挑みました。東京大学と関東工業自動車大学校のジョイントプロジェクトは、見事に完走を遂げました。(詳細はこの本で)
そしてこのプロジェクトは再び始動、来年のラリーモンテカルロヒストリックへ2台体制での参戦を目指しています。1台は昨年のTE27トレノ。そして今年はもう一台TA22セリカ(ダルマ)を投入します。
8/24に関東工業自動車大学校に伺うと、TE27トレノは既にオーバーホールを終えた状態でしたが、TA22セリカは状態は控えめに云っても「ドンガラ」。
エンジンもミッションも駆動系はすっかりお留守状態。この日も学生さんが3名、夏休み返上で週末の「MEGAWEBフェスタ」での展示に向け、ボディ関係のレストアを中心に頑張っていました。こちらのセリカ、色も参戦当時の色を再現したいそうなのですが、当時の塗料には“鉛”が使用されており、全く同じ色という訳にはいかない様です…が似た色を再現したそうです。エンジンはTE27と同じ2T-Gエンジンですが、パイプ類を始めとしたパーツは、全く同じとはいかないので代用品やワンオフでパーツを制作したりと苦労は絶えない様です。サスペンションと電装品だけはトラブル予防の為に最新式の物が入れられてます。ヘッドライトはHID化です。
そして、週末の「MEGAWEBフェスタ」で展示されたTA22はこの状態。外装はかなり頑張りましたね。バンパーは…間に合わなかった様です。
9月上旬の車検取得、10月ラリーニッポンへのシェイクダウンを兼ての参加、東大学祭でのお披露目など、随時紹介したいと思います。
スポンサー集めから、マネージメント、車両作成、全ての作業を学生主体で行うこのプロジェクト、スポンサーも絶賛募集中です。詳細はこちら。
日本の若い力の技術と行動力に期待しましょう!
RallyMonte-Cario Historic 2012参戦プロジェクトのHP http://monterally.jp
関東自動車工業大学のHP http://www.nga.co.jp/kanto-koudai/index.html
(川崎BASE)