台風一過。今週末はスーパー耐久とF1ドイツGPです。
F1は久々の1チーム…と云うか一人の独走シーズンになりつつありますが、シーズンが進むに従ってチーム間の力の差は減りつつあるようです。可夢偉選手もイケてない(レッドブルと比べて)マシンで奮戦中。
そんなF1に日本人が居るのが当たり前の時代はつい25年程前には無く、フルタイムF1ドライバーは日本のモータースポーツファンの悲願でした。それを叶えたのが中嶋悟選手。一方、時代が許してくれず、国内の壁として君臨したのが星野一義選手でした。そんな二人は同じチームに所属した事も有りますが、近年の歴代日本人ドライバーの中で最強のライバル関係だったのは云うまでもありません。現役時代には談笑しながら対談なんて全くなかったそうです。そんな二人が、現役を回顧しながら対談したのが、「Racingon Memories」(本体価格1714.-+税)です。
色々な伝説に事欠かない御両人ですが、意外だったのは中嶋選手はホンダと直接契約をした事が無かったそうです。ワークスドライバーと云うイメージで見られていた方が多いのではないのでしょうか。一方、星野選手は日産ワークスでしたが、ラリーカーのテストにも駆り出されていた事を話されています。しかも、誌面にはありませんが、海外のドライバーより速かったとか。
そんな2人が目指したFomula1。そこで戦ったマシンを紹介する「F1グランプリカー名車列伝」もVol.3(本体価格1333.-+税)となりました。
今回の特集は日本人の乗ったマシンが多い事。中嶋悟選手のロータス101JUDD、亜久里選手のフットワークFA14無限、右京選手のベンチュリLC92LAMBO、長谷見選手のコジマKE007FORD、タキ井上選手のフットワークFA16HART…他にも中野信治、高木虎之助、佐藤琢磨、中嶋一貴ら各選手の愛車も並びます。また、幻の「ファンカー」ブラバムBT46Bも掲載。あくまでも冷却だと云い張った、1戦限りのシュールなギミックが格好良過ぎです。
この夏、昼はクーラーガンガン…って訳にはいかないですが、F1やってる夜は節電は程々でも大丈夫。ニュルを走るF1と共にF1レジェンドを楽しみませんか?
(川崎BASE)