游悠齋 
すでに開催から１ヶ月ほどが過ぎてしまいましたが、中国一広い出展面積を使ったカスタムカーショーが広州で開催されました。９月半ばの『希尔秀（CIAAS : China International Automobile Aftermarket Show）ショー』です。ドレスアップカー、カスタムカー、チューニングカーを中国では改装車といいます。改造ではなく改装も、まだまだ日本のクルマに比べて劣っているかもしれませんが、その発展スピードたるや、活気溢れる市場だけにすぐに追い抜かれてしまいそうです。クルマの保有台数は合衆国が２億8500万台で世界一ですが、中国も１億台を越えました。その勢いはこの４年で倍増。新車の販売台数で世界一の中国は、昨年度は1800万台もあったのです。さらに中古車がここ数年で増え始めているので、修理、メンテナンスから自分のクルマにカスタム化を施す動きも加速してます。
昨年から開催数度延期になったりとか、オークション中止になったりとか、いろいろと各地で物議を醸すカスタムカーショーもあった中国ですが、 この希尔秀ショーは今回５回目の開催実績があります。ショーの中身はまだまだ途上ですが、なにしろ派手、オープニングからドンチャンと獅子舞で、レースクイーンコンテストに出場するモデルのオンパレードまでやってます。４万㎡の会場に400社以上の参加。ドレスアップカー改造車中心で、出展ブースや主催者側にも“キャンギャル規制的な思い”が入ってしまった日本とはまるで違い、活気（だけでも）に溢れています。
会場は広州モーターショーも行われる芭洲。日本で言えば幕張メッセです。
（游悠齋）
