三峯神社を参拝して来ました【車中泊女子の全国縦断記】

道の駅めぐりシリーズにかまけて観光の部分が抜けてしまっていたので、ちょっと遅くなりましたがまとめてご報告します。

埼玉県にある秩父神社・宝登山神社と並ぶ秩父三社の一つ、三峯神社に参拝すべく、前日は道の駅『大滝温泉』に停泊。
いつも新鮮な気持ちで行きたいので(笑)、あらかじめネットで調べたりはしないのですが、どうやら途中の道が狭そうなので、ここからバスに乗って行くことも考えたのですが本数が少ないので帰りのことも考えて、キャンピングカーで行くことに。

何はともあれ出発! 宮平交差点から左折し、秩父湖方面へ。
いきなり駒ヶ滝トンネルという、狭くて「岩盤を掘っただけ」という感じのゴツゴツしたトンネルをくぐり、そのトンネル内で二手に分かれるので左折。
離合できるような幅ではないので信号があるのですが、それでもドキドキしました。

トンネルを抜けると、そこはもう山道。(『三峰観光道路』という名前がついていますが…)
途中に『夫婦滝』とかありますが、駐車スペースがあまりありません。かろうじで中央線はありますが、路肩に停められるような広さではないので横目に見てスルー。
途中の山道ドライブを楽しむために走ってるクルマもけっこういるみたいです。

ひたすら登り、ようやく駐車場に到着。神社の駐車場としては珍しく有料!
今日は平日だから普通車料金(¥500)にしてくれました。キャンピングカーだって普通車なんですけど、大きさから言ったら『大型車』ですね…。

 

三ツ鳥居
三ツ鳥居

駐車場から階段を登って参道へ。途中にお土産屋さんや茶屋とかがあって、昔ながらの雰囲気を味わえます。
珍しい三ツ鳥居をくぐって、霧にけぶる境内へ。霧が立ちこめる境内って、ちょっと神秘的です。

 

こちらのご祭神は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉册尊(イザナミノミコト)。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は三峯山にて神威の擁護を願い、仮宮を造営してイザナギノミコト・イザナミノミコトを祀ったことから“神社の創始者”とされているそうです。
その日本武尊が東夷平定の帰りに山梨県から奥秩父の山々を越えて三峯山に登られた時に道案内をつとめたのが山犬で、その忠実さと勇猛さから三峯神社の御眷属に定められたそうです。
大口真神(お使い神、お犬さま)は深い山中に身をひそめられているので、仮のお宮としてお祭りを行う場所=『お仮屋』で参拝しました。

 

三峯神社 拝殿
三峯神社 拝殿

こちらの拝殿は寛政12年(1800)建立、昭和37年(1962)改修。
内部の格天井には奥秩父の花木百数十種が描かれているそうですが、よく見えませんでした。残念。
両脇にすっくと延びる大杉も見事です。
拝殿の奥には本殿がありますが、正面から見ることはできません。横からなら見れますよ。
寛文元年(1661)中興第六代龍誉法印が造営した一間社春日造りの建物で、石積みの基壇上に立ち、正面と両側に縁を回し、公欄を付け、屋根は銅板葺き…と豪奢な造り。
全体的に極彩色で彩られた、とっても美麗なお社です。

 

 

 

 

遥拝殿からの眺め
遥拝殿からの眺め

遥拝殿からは、妙法ケ岳山頂に建つ奥宮(寛保元年(1741)創建)を望むことができます。
この時間帯には霧が晴れ、眼下には雲海が広がっていました!
奥宮まではここから徒歩約1時間半、5月3日山開〜10月9日山閉の間だけ行く事ができます。
ちなみに『三峯山』というのは、白岩山・妙法山・雲取山の三山の総称なんだそうです。

 

三峯山の上に龍洞という深い井戸があって、そこには龍神が棲むと言い伝えられ水分神が祀られているそうで、有料ですがこの水を三峯神社にて頂くことができます。
いつだったかテレビで紹介していて知ってたのに、すっかり忘れてました(爆)
でも朝からの雨も止んで、帰る頃には眩しい日差しが指してとってもいい気分で後にしました。
宿坊『興雲閣』の『三峯神の湯』は日帰り入浴できますよ!(¥500)

(松本しう周己)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/11/12/80609

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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