ピットがハチャメチャなのはお伝えした通りですが、コースの外側はもちろんもっと凄い事になっています。24時間のライブをやっていたり(でも、明け方だけはやって無い筈w)、スタートのローリングの際は、路肩まで出て来てドライバーとハイタッチ!コースサイドでのバーベキューは常識…オフィシャルもバーベキュー/キャンプしてますw
夕方はバーベキューの煙でドライバーはケムいとか、空腹を刺激されるんだとか。もちろん、ビールはハコ買い、タル買い(プラとか缶の2~3Lの奴ですよ。念のため・・・)で持ち込みます。キャンピングカーで乗り付けは当たり前。しかもトレ、ーラータイプのキャンピングカーが目立ちます。
何しろドイツはバカンスが6週間も法律で保障されている国です。キャンピングカーを買っても元を取れるのでしょうねー。飲み物を持ち込めない人は売店で買う訳ですが、売店のドリンクはカップ売り。カップはポリ製で、ニュル周辺の売店ですべて統一されており、どこで買っても同じ量です。買う時に飲み物代+50セントを払いカップを返却すると50セントがデポジットとして返してもらえます。
ただ、ドリンクに氷を入れて売る習慣がないのか、カップ売りのドリンクが微妙にヌルい。ペットボトルから直接注がれるケースが多い模様。ビールももちろんヌルいです。ソーセージ類は絶品ハズレナシですが、日本への持ち込みが厳しくなったそうで、現地で堪能してくださいませ。
さて、ニュルブルクリンク24hレースでワークスに乗る日本人最後の紹介はアストンマーチンの桂伸一選手です。
今年日本人で海外メーカーのワークスの車に乗るドライバーは桂選手だけです。スーパー耐久の前身のN1耐久時代にGT-Rで2度の総合チャンピオン経験のある桂選手は’02年のRX-7でニュルデビュー、ALTEZZA、ACCORDでの挑戦後、アストンマーチンに売りこんだところ、実績を買われシートを獲得しました。出場した08年は見事にクラス優勝(総合18位)を獲得。09年は自身がクラストップ走行中に、250kmでタイヤバーストと云う「しびれる経験」の上でクラス2位(総合36位)。昨年はオヤスミしましたが、今年はV8エンジンのVantage N24でアストンマーチンレーシングのダレン・ターナー/トマソン・ロブとの3人で24時間を戦います。他の二人と遜色ないタイムで1ラップ余計に走る事が出来る桂選手は6,7周おきにピットインしなければならないニュルブルクリンクでは大変な武器です。
今年の6号車Vantage N24はこのレースの為に作られたブランニューマシン。総合トップテンも夢ではありません。
他に V12 Zagato 2台と合計3台のエントリーをしているアストンマーチンの情報はこちらから(英語版)http://www.astonmartin.com/
【画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/06/19/35151
(川崎BASE)