このアイデアは大賛成。懐かしい競技車両のカラーリングをアウディA1に再現

中身はともかく見た目が大事! ……と企画会議で熱弁をふるった人がいたかどうかは定かではありませんが、この企画を考えた人はかなりのクルマ好きに違いありません。

アウディA1の純正オプションに加わった「A1 competition kit legends(A1コンペティションキット レジェンド)」はいわゆるドレスアップデカールです。が、面白さは見てのとおり。

アウディA1が、伝説の「クワトロカラー※」に大変身しちゃうんです。気分はもうラリードライバー。

分かっているなあと感じるのは、これを「S5」とかじゃなく「A1」用として発売したこと。「S5」あたりでやったら本気で作ったレプリカになってしまいますが、A1ならオシャレなドレスアップですからね。ちなみに値段は外装1台分で8万4000円です。

この面白いアイデアは、他のメーカーもどんどんパクるべき。

カルソニックカラーやリーボックカラーやトミカカラー(赤/黒)の日産マーチとか、ミノルタカラーやレプソールカラーのトヨタ・ヴィッツとか、555カラーのスバル・サンバーとかが街を走っていたら楽しそうじゃないですか?

あ、最後のはちゃんと市販されてますね。
スバルは分かってるなー。もしかしてアウディはスバルにインスピレーションを受けてたりして!?

※クワトロカラー:1980年代前半にラリーやレースで大暴れしたアウディクワトロのカラーリング。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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