【トヨタ・シエンタ試乗】燃費&安全性能の向上以上に、走行中の静粛性が大幅に改善

トヨタのミニバンラインアップの中で、最も小さなモデルがシエンタです。全長約4.3mというコンパクトな5ナンバーサイズボディの中に6/7人乗りの3列シートをレイアウト。

その取り回しの良さと優れたパッケージングで日本自動車販売協会連合会が発表した2017年の新車登録台数は9万6847台で第7位というヒットモデルです。

シエンタと同じクラスのミニバンといえば、ホンダ・フリードがあります。フリードは6/7人乗りの3列シートミニバンに加えて、フリードプラスというサードシートを廃して、広いラゲージルームを実現した5人乗りのハイトワゴンも用意しています。この2つのモデルを設定することで、フリードは2017年の新車販売台数はシエンタを上回り、10万4405台で第5位となりました。

フリードの後塵を拝してはいられない!ということで、2018年9月11日にシエンタはマイナーチェンジを行い、外観の変更とともに従来の6/7人乗りの3列シート車に加えて、5人乗り2列シート車のFUNBASE(以下ファンベース)を設定。加えて、安全性能そして燃費性能を向上させています。

シエンタ ファンベースはサードシートを廃止して、821L(リアシート使用時)という大容量のラゲージスペースを確保。さらに6:4の分割可倒式のセカンドシートを倒すと、荷室長2065mm。そして最大1813Lという広大なラゲージスペースが出現。このスペースは26インチのマウンテンバイク2台の積載や車中泊など様々な使い方に対応します。

さらにラゲージの両サイドにはユーティリティホールを各9個設置。販売店装着オプションのユーティリティフックやシステムバーと組み合わせることで、使い方は無限大に広がります。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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