【新車】ミリ波レーダーとカメラでダンパーの減衰力の最適化を行う新型「DS 7 CROSSBACK」の最新技術

DS Automobilesが7月17日に発表・発売した「DS 7 CROSSBACK」には数多くの先進技術が用意されています。

全車標準装備されるアダプティブクルーズコントロールは高速道路における同一車線内走行を想定した運転支援機能で、マルチファンクションカメラとミリ波レーダーにより前車との車間距離を保ちながら車線内の任意の位置をキープすることが可能。前車が完全停止後に3秒以内に再発進すれば、アクセル操作なしで追従し、高速道路での渋滞にも対応します。

DSといえば、良好な乗り心地にも期待が集まります。新世代のDSサスペンションシステムを搭載され、マルチファンクションカメラが車両前方5~25mの範囲の路面状況を常時高速スキャンし、路面の凹凸を検知。

このフィードフォワード制御による4輪のショックアブソーバーの減衰力の最適化、滑らかな動きが可能なリヤマルチリンクサスペンションと相まって、浮遊したまま移動するかのような、新世代のDSならではの快適な乗り心地を実現したそう。

同機能は、ドライブモードで「コンフォート」を選択すると作動し、全車に標準装備されます。DS AutomobilesではCセグメントSUV初の装備としていて、他のメーカーではメルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズなどの高級サルーンで同様のサスペンションシステムが採用されています。

ドライバーモニタリングシステムにも注目。ステアリングコラム上部にドライバーに向けて設置された赤外線カメラがドライバーの視線やまぶたの動きを常にセンシング。わき見や居眠り、疲労を検知することでドライバーに警告や休憩を促します。こちらは「Grand Chic」に標準装備。

さらに、DSナイトビジョンも搭載されます。夜間や暗闇での視界補助を行います。夜間走行で前方を赤外線カメラ監視し、その映像がインパネに投影されます。映像はグレースケールで表示され、前方に人物や動物の存在を認識すると対象物を黄色でハイライトし、さらにそれらが車両の進路と交錯する可能性があると車両が判断すると、赤色でハイライトしてドライバーに注意喚起。こちらは「Grand Chic」にオプション設定されます。

ほかにも、インテリジェントハイビームモードを「So Chic」にパッケージオプションで用意し、「Grand Chic」に標準装備されるほか、Qi(チー)規格のワイヤレス充電、トラフィックサインインフォメーション(制限速度と進入禁止を認識)などが用意されています。

価格は、「DS 7 CROSSBACK Grand Chic」の2.0Lディーゼル車が5,620,000円、同グレードの1.6Lガソリン車が5,420,000円。2.0Lディーゼルのみの「DS 7 CROSSBACK So Chic」が4,690,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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