ドライ路面でスタッドレスさを感じさせない安定感を誇る、ブリヂストン・ブリザックVRX2

雪道やアイスバーンでの高い性能が評価を得ているブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザックVRX2」ですが、ドライ路面でも高い性能を示してくれました。

東京で大雪が降った翌週末、ふたたび雪が降るとの予報が出されたなか、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザックVRX2」を履いたインプレッサG4に試乗をしていました。

予想された雪はちらついた程度で、路面としてはドライでした。せっかくスタッドレスタイヤ付きのクルマがあるのに……と思って乗っていたのですが、しばらくして「これってスタッドだったよな?」と再確認している自分に気づきました。

一世代前のスタッドレスタイヤや、一部の現行モデルのスタッドレスタイヤ、もしくはオールシーズンタイヤと言われるタイヤの多くは、細かいパターンから生み出される「シャー」とか「ガー」といった独特のノイズを発生するものですが、「ブリザックVRX2」はそうしたノイズをほとんど感じません。1週間の借用期間中に3名の業界関係者が助手席に乗りましたが、みな口をそろえて静かさにびっくりしていました。

さらに、ワインディングを走ってもハンドリングに不安を感じることはありませんでした。グリップの限界だけでなく、ステアリング切り始めの遅れなどもありません。高速道路でのレーンチェンジの不安もありませんでした。

インプレッサG4にはアイサイトが装着されていますが、レーンキープの機能もきちんと作動しました。クルマ側がタイヤのパフォーマンスで調整することはないので、「ブリザックVRX2」がサマータイヤと同レベルの性能を有していたことになるといっていいでしょう。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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