エッジの効いたスポーツモデルが並ぶルノーブースのトピックは、なんといっても日本未発売の新型メガーヌR.S.の展示でしょう。東京モーターショーでも展示されたモデルが、より身近な距離感で展示されています。
ルノーF1パイロットニコ・ヒュルケンベルグをアンバサダーに迎え開発、ニュルFF最速を誇った先代は2リッターターボでしたが、新型では1.8リッターターボへとダウンサイジング。出力はほぼ変わらないようです。
遅れて追加されるスパルタングレード、トロフィーでは間違いなくニュルアタックをするでしょうから、いまからそのラップが楽しみです。
2017年秋に100台限定で追加するも瞬殺で完売したのが、トゥインゴのターボ版「GT」です。その人気ぶりが後押したかたちとなって、いつでも買えるカタログモデルになって再登場。
こちらもメガーヌR.S.と同様、ルノー・スポールの手がけたモデル。RR駆動で1010kgの車重にターボMTですから乗って楽しくないわけはなく、販売予定価格は5MTで224万円、5EDCで234万円とリーズナブル。こんなクルマが売れてるのを見ると日本のクルマ好きも成熟したんだなぁとあらためて感じます。
小粒でもしっかりルノー・スポーツのDNAを継承されているルーテシアR.S.も展示。カスタマイズ感は薄味かもしれませんが、それがホットフレンチの魅力でもあります。他ブーストはまた違った存在感をアピールしていました。
(畑澤清志)