EVが「ウォレット」に変わる!? ブロックチェーン技術でEVのデメリットを克服

ドイツのベンチャー企業、「Slock.it(スロックイット)」が、欧州の大手エネルギー会社「RWE」(アール・ヴェー・エー)と共同で、新たな決済システムを搭載したEVを開発しているそうです。

Slock.it

EV自体を「デジタルウォレット(財布)」化することで、一充電当たりの航続距離の短さや、充電時間の長さに伴う非効率さを解消しようというもの。

独Slock.it社では、EVとクレジットカード等を連携させた電子端末「デジタルウォレット」をリンクさせることにより、様々な電子決済を可能にしようとしている模様。

これにより、充電スタンドでは時間単位ではなく、電力の補給量単位で決済が可能となり、信号待ちの僅かな時間で、道路上に設置された充電スポットから小こまめに充電することも可能になるといいます。

Slock.it

この「EVのデジタルウォレット化」の鍵を握るのが「ブロックチェーン」技術。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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