プロジェクションマッピングに続くビジュアル表現「リフレクションマッピング」とは?

新型ハリアーを使った新たな映像表現がお披露目されました。

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「リフレクションマッピング」と呼ぶその手法は、「プロジェクションマッピング」とちょっと似ているけど、ある意味真逆の表現となります。

プロジェクションマッピングは、自動車に応用する場合、真っ白な布などをクルマや背景に貼付け、そこに映像を映し出しますが、リフレクションマッピングは車両全体をミラー状のフィルムでラッピングし、そこに映像を反射させて行います。

このシルバーに輝くハリアーを直径11mのドームの中に置き、そこに映り込む幻想的な世界を楽しむというものです。

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そのデモンストレーションの様子がこちら。

 

まだ最終の調整段階ということですが、プロジェクションマッピングほど直接的なことを示すというより、全体的な景色に溶け込むような世界観を表現するのに向いているようですね。

センターに置かれたハリアーがこちらです。

ミラー状なので、回りのものがすべて写り込みますのでカメラマンは大変ですね。

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そもそも、なんでこんなピカピカのハリアーを作ったかと言えば、ハリアーの持つ2面性、オンでもオフでもいけるクロスオーバーSUVであり、本来の姿を写し出す鏡となることで、ユーザー自身もここに写り込んで、本当の自分を見つけてみては?という提案だと受け止めました。

そしてそのミラーハリアーを使って訴えることができたのがリフレクションマッピングだそうです。

リフレクションマッピングという言葉は映像の世界では既にあったそうで、例えば動画のCGで映り込みを表現するときなどに使用される表現方法だそうですが、それ自体をクルマの性格を表すのにリアルに使用されたのは前例がないだろう、とのこと。

このハリアーのリフレクションマッピング、近々以下で観られるようです。

イベント名称:Mirror HARRIER with Reflection Mapping

日にち:2014年1月30日〜2月2日

会場:東京ミッドタウン キャノピー・スクエア

※その他全国で展開予定

お楽しみに!

(小林和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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