人間より上手い!? BMWの自動運転ドリフトが超絶カッコイイ!【動画】

人間、大丈夫か?

ちょっと予想外のデモ走行をBMWがやってしまいました。アメリカ・ラスベガスでのエレクトロニクス関連の展示会2014CESにおいて発表されたもようです。まず、メガネの青年が325iに乗り込みます。これは試作車のようです。

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そしてサーキット走行をはじめます。BMWはやっぱりセダンといえどもスポーティ。サーキット走行はサマになりますね。ところが、このメガネの青年。アクセルとハンドルから手足を離してしまいます。あれ? やる気ゼロ? これがいまどきの「若者のクルマ離れ」ってヤツか?

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でも、でも、ハンドルが動いてるうぅぅ! そう。いま流行りの自動運転ってヤツでした。そこまではもう珍しくありません。想像を超えることが起こるのはそのあとです。ドライバーが運転を放棄したBMWは、そのままハイスピードでパイロンスラロームを敢行。あろうことか、ドリフトまでかましてしまうのです!

 

これは参りました。と同時に不安になりました。これ、人間負けてないか? いずれ来るのか? 機械が人間を支配する日が。われわれはジョン・コナーを探さないといけないのか?(※映画「ターミネーター」より)

もっとも、パイロンスラロームは突然の障害物に対する危険回避。ドリフトは予想しない原因で唐突にリヤタイヤがグリップを失ったときの対処ってことで、けっきょくは安全につながる技術なのかもしれません。いや、でも、この動画では意図的なアクションでドリフト開始してそうだよなぁ……。

まぁスポーツ走行って自分でやるから楽しいんであって、機械にやってもらうメリットはないですよね。この動画は、あくまでもスポーツイメージを前面に出すBMWならではのアピール手法といえるかもしれません。目指すところはやっぱり安全技術でしょう。いっぽうで、おもしろいのは0:36あたりから現れる自動運転のモニター画面の右下のレーダーみたいな表示です。これはクルマにかかっているGを表しているのでしょう。つまりこのGがタイヤのグリップ力の範囲内、つまりこの円の範囲内(?)で極力はじっこに近いところで走るようにすれれば最も速く走れるってわけです。

もしかしたら、将来は人間がクルマにスポーツドライビングを教わる時代が来るのかもしれませんね。

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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