私は、普段は裸眼で過ごし、クルマを運転する時だけメガネをかけています。そのため、メガネはクルマに置きっぱなしで、クルマを降りる時もメガネケースにしまわずに、センターコンソールに開いた状態で置いています。
私は、免許を取った際に買ったメガネをいまだに使い続けていて、ジェミニ、CR-X、RX-7(FC3S)、RX-7(FD3S)と4台のクルマをこのメガネで過ごしたことになります。CR-Xに乗っていた際の置き方が悪く、レンズの中央に擦り傷が入っているのですが、それが少し気になっていました。
そこで、先日、最近人気の某メガネ専門店のチラシを見て、この価格なら買い換えてもいいかなと思い立ち、そのお店が入るショッピングセンターに出かけてみました。そのお店は混んでいて、気に入ったデザインもなかったので、同じショッピングセンターの他の2店に行ったのですが、お店の人に興味深い話を聞くことができました。
それは、プラスチックレンズは、熱クラックとコート剥がれに弱いということです。熱クラックは、レンズが60℃以上の高温にさらされ続けていると、レンズ本体が膨張して表面のコートに亀裂が入ることです。コート剥がれは、そこからほこりや石鹸などが入り、コートが剥がれてくることです。
これは、日常的にメガネをかけている人なら当たり前のように知っていることかもしれませんが、私のようにメガネはクルマを運転する時だけという人にとっては、あまり意識していないことなのではないでしょうか。
私は、結局、3軒目でメガネを新調したのですが、いざこのメガネをかけてクルマを運転してみると、その透明度の高さにビックリしました。景色があまりにもくっきりと見えるし、車内もとてもきれいに見えるのです。これまで使っていたメガネが、いかに曇っていたかが分かりました。
私のように、長年、同じメガネを使い続けているという人は、新しい年を新調したメガネで過ごしてみてはいかがでしょうか。これまで見ていた景色が、とても新鮮に感じられると思います。
(ジム加納)
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