スバリストが振り返る、参考出品車ヒストリー【東京モーターショー】

いよいよクルマ好きが待ち人待った、第42回東京モーターショーが開催されます。

今までのモーターショーでも数々のコンセプトカーや参考出品車が披露され、人々の目を楽しませてくれました。

私も小学生の時、父に連れて行ってもらって以来、幾度となく足を運びました。

大人になり、引越しや、片づけをするたびにパンフレットを処分してしまい、今となっては近年のスバルのパンフレットが数冊のみ。

今年のスバルブースはBRZとS206、新型インプレッサ等今回も魅力的なモデルが多数出品されます。

そこで、モーターショー前に、この数冊からスバルの過去の参考出品車を振り返ってみました。

アマデウス

ほぼコンセプトモデルのまま、発売され巷の度肝を抜いたSVX。その先進的なデザインと3.3L FLAT6エンジンに魅了されているファンも今だ多い。

そのSVXをワゴンボディにしてリファインしたクルマがアマデウス。

デザインは今でも通用する物だが、ベースとなるSVX同様、2ドアスペシャリティと言うパッケージングがネック。

エルテン

スバル360をモチーフとしたハイブリッドカー。今でも根強い人気があり、販売を希望するユーザーも多いとか。エクステリア、インテリアともにクオリティが高く、スグにでも発売できそうなパッケージングでした。個人的にも数々のスバルのコンセプトモデルの中で一番のお気に入り。

 

ストリーガ

第31回モーターショーに参考出品され、のちの初代フォレスターになったモデル。

当時はまだクロスオーバーSUVというジャンルのクルマは無く、初代フォレスターの登場はセンセーショナルでした。

 

B11S

水平対向6気筒ツインターボで400psを発生する、スポーツカー。発表時はSVXの後継モデルかと騒がれたが、結局発売されず。観音開きドア等、スポーツカーと言うより、コンセプト的にはSVXに近かった。

 

 

レガシィ ピーターストームⅡ

29回モーターショーで初代レガシィをストレッチしたモデルをレガシィピーターストームとして参考出品してましたが、30回モーターショーではワゴンの後部デザインをそのまま取り入れたトレーラーを連結したモデルを参考出品。

ワゴン+トレーラーとすることで、ジェットスキーなども搭載出来る上、牽引車を同じデザインを取り入れる事でスタイリッシュな外観も伏せ持つ。

トレーラー部分のホイールもBBSになっている所が芸が細かい。

 

ELECTRA ONE

第33回モーターショーに参考出品されたモデル。インプレッサをSTIが内外装ともに究極までチューニングしたモデル。

ほぼこの外観のまま、S201として発売。誰しもが度肝を抜かれたエクステリア。

 

プレオ ニコット

第33回モーターショーに参考出品されたモデル。参考出品車はCNGエンジンでしたが、のちに市販化された際はガソリンマイルドチャージエンジンにて登場。

市販モデルは4気筒DOHCマイルドチャージャー搭載で、このニヤケ顔に油断した友人は、軽く置いて行かれたという話を聞いたことがありました。

スバルだけでなく、モーターショーでは魅力的なコンセプトカーや参考出品車が多く、発売を期待しても発売されないクルマ、まさか!と思う参考出品車が発売されたり、今後販売されるクルマの原型があったり、ただ見るだけでなく、イロイロ妄想しながら見て回るのも楽しいかもしれません。

(井元 貴幸)

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