これからのWRCはどうなる?【カルロス・サインツ、ポロ R WRCをテスト】

2013年からのWRCフル参戦を目指すフォルクスワーゲンが地元ドイツでポロR WRCをテストしました。

ドライバーは現在はラリーレイドで活躍しており、このWRCプロジェクトのスペシャルアドバイザーでもある2度のWRCドライバーズタイトルを獲得したカルロス・サインツです。

このポロWRCプロジェクトは順調に進んでる模様でドイツラリーではグループ会社のチェコのシュコダのファビアS2000から参戦しチーム力を上げていっています。
しかしながらまだチーム体制、ドライバーなどはまだ確定・公表されてはいません。

映像で見る感じではフランクフルトショーで公開されたものと変化はないと思われます。他のWRカーに比べると小柄で市販色を残している印象受けました。WRカーよりもS2000マシンかな?と

カルロス・サインツはまだドリフトアングルが大きな走りの時代のドライバーだったのでショートホイールベースで電子パーツがあまり使用されていない現代のWRカーは相性が良さそうでそのままメインドライバーも・・と思ってしまいます。

2013年からは4メーカー参戦ですが、この中に日本メーカーは現時点ではありません。一時、トヨタがWRC復帰するのではないかという話も出ていましたが・・・(カローラでS2000参戦実績がある)

現在のWRカーは1台推定4000万円ぐらいだと言われています。旧WRカーだと1億と言われた時に比べるとコストは下がってはいます。しかしラリー自体のコンパクト化(リピートステージ)、WRCからIRCへのスイッチなどで新規参戦がなかなか難しい状況です。何よりの自動車業界の景気回復が何より。

日本車が参戦してまたラリージャパンを開催してもらいたいところですね。

(栗原 淳)