Forza Motorsport 4 で驚くのが、ディティールまでわかっちゃう車両の精密な再現とともに、背景の美しさもかなりのものです。
クルマ好きがまるでそのクルマをドライブしているのを楽しむくらいに、旅行好きがその地域を旅しているように景色も楽しめちゃうくらいです。
例えば、アルプスの山々なんかは「世界の車窓から」なんかで見たことがあるような景色そのものです。
いや、そのものというより、もっとキレイなんです。
かといって、CG特有のわざとらしい鮮やかさというのでもない。なんなんだろう?と不思議に思っていたら、その答えがこちらのメイキング・ムービーにありました。
HDR(High Dynamic Range)を使ってたんですね。
ようするに、人間の目って優秀で、暗いところと明るいところが混ざった風景を一瞬で両方とも頭で認識してるんで素晴らしい景色が記憶に残るんですね。
この明るい部分と暗い部分を合成してどちらも映し出されるようにした技術がHDRってとこでしょうか。
(詳しくはWikiの「ハイダイナミックレンジ合成」でどうぞ)
世界中のクルマ好きが行きたいような場所に行けて、その風景に出会えて、Forza開発陣ってすげーいいな、ってうらやましく思いました。
でも、そのデータを持ち帰って処理していくのは気が遠くなるなあ、って想像すると、うらやましいだけじゃないな、と思いました。
(小林和久)