■電動化に特化したシュコダのブランド「iV」、2022年末までに少なくとも10台の電動モデルが発売へ
チェコの自動車メーカー・シュコダは、初のフルEVモデル「エンヤック」を開発していますが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
3月にも試作車をキャッチしていますがテストミュールだったため、これが初めての実車となります。エンヤクックは2019年に発表された「Vision iV」の市販型で、「生命の源」を意味するアイルランドの「エンヤ」から由来しており、「Kamiq」「Karoq」「Kodiaq」など、同ブランド既存の燃焼SUV「Q」を継承しているほか、頭文字「E」はエレクトロモビリティから取られています。
また、「iV」は電動化に特化したシュコダのブランドで、2022年末までに少なくとも10台の電動モデルが発売される予定です。
捉えたプロトタイプは、スリムなヘッドライト、縦型のコーナーエアインテークなど3分割された開口部が確認できます。また背の高いショルダーライン、わずかにアーチを描くルーフライン、かなり長いフロント&リアオーバーハング、リアエンドでは、使い勝手の良さそうなテールゲート、ルーフスポイラーなどが見てとれます。。
キャビン内は、VW「ID.4」と同様のレイアウトが予想され、インストルメントデジタルクラスタの横には、自立型インフォテインメントシステムが備えられます。
市販型はVWグループの「MEB」プラットフォームを採用。VW「ID.4」とは兄弟モデルとなり、後輪および全輪駆動が提供されます。
後輪駆動のエントリーモデルには最高出力148psを発揮し、55kWhバッテリーを搭載。航続距離は最大340km(211マイル)となります。ミッドスペックは、最高出力180psを発揮、62kWhのバッテリーにより390km(242マイル)の航続距離で、トップレンジは最高出力204psを発揮、82kWhのバッテリーを搭載し最大500km(310マイル)のパフォーマンスを持ちあわせます。
一方全輪駆動では、最高出力265psを発揮、82kWhのバッテリーを搭載し、最大460km(286マイル)の走行が可能です。また頂点の「iV RS」では、最高出力360psを発揮し、82kWhのバッテリーを搭載、航続は460km(286マイル)と予想されます。
(APOLLO)