■「交通事故死傷者ゼロ」を目指す、トヨタの本気度がうかがえるシステムが登場
東京・池袋で起きた高齢ドライバーによる暴走死傷事故は、社会的に大きな影響を与え、自主的な免許返納の流れを加速させた契機にもなっています。一方で、地方などでは日常の買い物や通院などの生活の足としてクルマは欠かせない存在。筆者の実家は北関東にありますが、クルマのない生活は考えられず、1人に1台という家庭も少なくありません。もちろん、高齢ドライバーも日常的に見かけます。
とは言え、踏み間違い事故は必ずしも高齢者特有の事故ではないというデータも有り、早急な対応が望まれ、徐々に対策用品などが登場してきています。
トヨタやダイハツ、SUBARUなどは、こうした踏み間違え事故に対応するため、後付けできる「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」をすでにリリースしています。対応車種も登場時から徐々に増え、すでに装着した方や検討している方も多いのではないでしょうか。そして今回トヨタは、既存車向けの新たに進化させた「踏み間違い加速抑制システムⅡ」と新車向け(最初は新型プリウスより)の「プラスサポート」を7月1日に発表しました。