■トランスポーター6の後継モデル、最新のMQBプラットフォーム採用へ
VWが開発を進める次世代マルチバン『T7』の市販型プロトタイプを捉えました。
豪雪のスウェーデン北部でキャッチしたプロトタイプは、水平基調のグリルや新設計されたコンパクトなテールライトを装備。フロント下部グリルのレーダーは、ラッピングの下により複雑なシステムが隠されていることを示しています。
『T6』(トランスポーター6)の後継モデルとなる「T7」は、VWの最新アーキテクチャ「MQB」プラットフォームを採用、完全に刷新されます。
エクステリアでは、Aピラーの後部へ伸びる大きな三角窓などが見てとれるほか、フロントウィンドウが現行モデルより強い傾斜を持っている様子も伺えます。
さらにT6より2.36インチ(6センチ)ローダウンされ乗降が改善、カメラマンによれば、MQB効果により雪道ながら安定感を増した走行をしていたようです。
また、無数のボディバージョンと幅広いエンジンを備えたフロント、およびオールホイールドライブを備えます。
これはガソリンユニット以外にもターボディーゼルユニット、プラグインハイブリッド、さらにフルエレクトリックモデルも含まれます。おそらく、直列4気筒ガソリンエンジンと小型の電気モーターを組み合わせた「ゴルフGTE」のPHEV技術が投入される可能性が高いでしょう。
T7のワールドデビューは判明していませんが、T6.1が1年前に登場していることを考慮すれば、2021年以前には発売しない可能性もあり、最早でも2022年頃と予想されます。
(APOLLO)