■アルファロメオの「ジョルジオ」プラットフォームを採用し、ボディを拡大
クライスラーがジープブランドで販売するフラッグシップ・クロスオーバーSUV、「ジープ グランドチェロキー」の次期型プロトタイプをカメラが捉えました。
グランドチェロキーは1993年にフォード「エクスプローラー」をターゲットとして初代が発売されました。1999年には第2世代が登場、メルセデスベンツの2.7リットル直列5気筒ディーゼルエンジンモデルが欧州市場に投入されています。3代目は2005年に発売、現行モデルとなる4代目は2010年から販売されており、10年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
次期型アーキテクチャには、アルファロメオの「ジョルジオ」プラットフォームを採用、ボディが拡大すると見られています。
さらに、プロトタイプのリアオーバーハングは延長されており、初めて設定される3列シートバージョンの開発車両だといいます。ボディサイズは、ベースの「グランドチェロキー」と「ワゴニア」の間を埋めるサイズになるとともに、トヨタ「ハイランダー」と市場で争うことになりそうです。
パワートレインは3.6リットル「Pentastar」V型6気筒エンジン、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン、5.7リットルV型8気筒に代わる3.6リットルV型6気筒+マイルドハイブリッドモデルなどが予想されます。
キャビン内では、最新の「Uconnect」インフォテイメントシステムと安全技術が満載されたインテリアがみられるでしょう。ワールドプレミアは、最速で2020年内と伝えられますが、コロナウィルスの影響もあり、2021年以降になる可能性も十分ありそうです。
(APOLLO)