■EVバージョンでは、「タイカン」と共有する「PPE」プラットフォームを採用へ
ポルシェの大人気クロスオーバーSUV「マカン」の次世代型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
マカンはカイエンの弟分として2008年に初代が登場、2016年パリモーターショーで現行モデルとなる第2世代へバトンタッチされています。同ブランドは、3月のデジタル年次記者会見において、2024年までに電動化などに約100億ユーロを投資し、マカン次世代型にEVを設定すると発表しており、その動向に注目が集まっています。
北ヨーロッパの山中で捉えたプロトタイプは現行モデルのテストミュールで、開発初期段階といえます。リアバンパーが異なり、ドア下部が覆われているほか、フロントバンパーのエアインテークもカバーされています。信頼できるインサイダーによると、これは間違いなく次世代のマカンであり、EVだけでなくガソリン駆動モデルも発売されるといいます。
現行型は、第一世代のアウディ「Q5」」と同じプラットフォームを採用していますが、次世代型のガソリン駆動モデルでは、Q5第2世代から流用されるはずです。一方、フルEVバージョンでは「タイカン」と共有するVWグループの「PPE」(Premium Platform Electric)を採用します。おそらく「マカン」の車名は共有されるはずですが、2つのプラットフォームを利用し、フロントマスクは異なるデザインが噂されています。EVバージョンの最高出力は700ps、最大トルクは1,017Nmと強力なパワーとなりそうです。
独占入手したスケジュールでは、次世代型マカンは2021年内にデビュー、EVバージョンは2022年末までに生産され、2024年以降はガソリン駆動モデルが廃止、EVのみの設定となる可能性が高いようです。
(APOLLO)