■2.5リットル直列5気筒TFSIターボ搭載、AMG A45Sと肩を並べる
アウディのコンパクトハッチ「A3」の頂点に君臨する最強モデル、「RS3」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
先日の「RS3 セダン」に続いてのスクープですが、前回は2月初旬に同じスカンジナビアで捉えており、ウィンターテストが長期行われている様子です。
捉えたプロトタイプは、セダン同様にオーバーフェンダーを装備、ハニカムメッシュのグリル、足回りにはフロントアクスルにクロスドリルローターとレッドブレーキキャリパー、楕円形ツインエキゾーストパイプを装備しているほか、大型のコーナーエアインテーク、コンパクトなトランクリッドスポイラーも確認できます。
キャビン内はA3とほぼ同様のレイアウトとなります。インストルメントクラスタを囲むランボルギーニ風のレジスターが装備され、ダッシュボードには新しいインフォテイメントスクリーンが追加されそうです。
さらにセンターコンソールにはDGSトランスミッション用のコンパクトなギアセレクター、プッシュ式スターターを含むいくつかのコントローラーを搭載、スマートフォン用のワイヤレス充電パット、さらに奥にはパーキングブレーキボタンなどが設置されます。
予想されるパワートレインは、2.5リットル直列5気筒TFSIターボチャージャーエンジンで、最高出力はライバルとなるメルセデスAMG「A45 S」と同レベルの420ps・最大トルク500Nmを発揮します。また遅れて登場する「パフォーマンスバージョン」では、450psまで高められると思われます。
どちらもデュアルクラッチオートマチックトランスミッションおよび4WDシステムのクワトロ、ドリフトモードなどを標準装備するとみられます。0-100km/h加速は、SUV「RS Q3」が4秒半であるため、コンパクトなRS3ハッチではそれ以上のパフォーマンスが期待できるでしょう。
ワールドプレミアは、2020年内と予想されています。
(APOLLO)