■2020年に登場するゴルフ3兄弟、プラグインハイブリッド車のトゥアレグRなどが登場
フォルクスワーゲンは、ジュネーブ国際モーターショーの中止を受けて、オンラインでモーターショーを開催しています。開催期間は2020年4月17日までで、対応言語はドイツ語・英語です。
すべてのニューモデルを下記のウェブサイトで疑似体験できるようになっています。その中の「360°ツアー」は、ウェブサイトの訪問者がモーターショーを現実世界のように楽しめるようになっています。ブースの中を散策し、クルマを様々な方向から眺め、クルマのボディカラーやホイールを好みに変更できます。
●2020年登場予定の新型モデルがズラリ
フォルクスワーゲン乗用車セールス、マーケティング、アフターセールス担当取締役のユルゲンシュタックマン氏は「ジュネーブモーターショーは中止になりましたが、すべての方々にフォルクスワーゲンのブースを訪問していただけるようになってうれしく思っております。モーターショーのプレゼンテーションや製品ハイライトを、細部にわたって体験することができます。今回のバーチャルモーターショーの開催は、特別な状況では特別な解決策が必要であることを示すものです」とコメントしています。
オンラインのモーターショーでは、ジュネーブモーターショーに出展予定だったすべてクルマはもちろん、ブース全体が360°体験のためにデジタル処理され、臨場感あふれる3次元体験が提供されています。
見どころは、未来の電気自動車「ID.3(アイディ.3)」、プラグインハイブリッド技術が搭載された新型「Touareg R(トゥアレグR)」「Golf(ゴルフ)」のアイコンともいえるスポーツバージョンの「GTI」「GTD」「GTE」などの2020年に発売されるニューモデル。Golf8やID.ファミリー、SUVなど車種、タイプ別にブースが分かれていますので、分かりやすくなっています。
サイトの訪問者は、ブースのガイド付きツアーに参加できるほか個別にブースを見て回ることも可能。ウェブサイトに統合された追加機能をクリックすることで、既述のように展示車両のボディカラーやホイールを変更したりして、インタラクティブにプレゼンテーションを楽しむことができます。
マーケティング責任者のヨッヘンセングピール氏は、「フォルクスワーゲン初のデジタルブースは、今後、革新的なオンライン体験を生み出していく新しい持続的コンセプトのスタートにすぎません。私たちは、デジタル化戦略の一環として、バーチャルリアリティが提供する可能性を活用していきます。バーチャルリアリティは近い将来、体験型マーケティング、フォルクスワーゲンブランド の外部に対するプレゼンテーション、そしてお客様やファンの方々とのインタラクションの一環になります」と述べています。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
フォルクスワーゲン・バーチャルモーターショー
https://www.volkswagen.de/de/specials/geneva-2020.html