「くつろげる後席で寝ちゃいそう」久保まい×BMW740Ld xDrive【注目モデルでドライブデート!?Vol.25】

■「このクッション、気持ちいいね」

久保まい
フロントシートも素敵だけれど・・

出張帰りの彼女を空港まで迎えに来た。

……というのは単なる大義名分で、本当は買ったばかりのBMW「740Ld xDrive」でドライブを楽しみたかったからだ。

7シリーズ
迫力あるフロントフェイス
7シリーズ
彼女を迎えに

7シリーズはBMWの頂点に立つセダンでメルセデス・ベンツ「Sクラス」やアウディ「A8」、そして国産だとレクサス「LS」あたりがライバル。だけど、7シリーズは他とはちょっと違うと思っている。それは運転する楽しさだ。

7シリーズ
ストレッチされた“L”ボディ

フラッグシップセダンではあるけれど、後席にふんぞり返るためだけのセダンじゃない。それは交差点を普通に曲がるだけでも感じられ、ドライバーのハンドル操作に応じて軽快に曲がる俊敏さがBMWらしい。「駆け抜ける歓び」が詰まっているのだ。あくまで「大きなセダンのBMW」じゃなく「BMWの大きなセダン」。運転が好きなら、その違いはすぐにわかるんじゃないかな。

7シリーズ
ドライバーズカーのステアリングホイール
7シリーズ
贅沢な前席

「このクッション、とても気持ちいいね。」

彼女が7シリーズに接するのは今日がはじめて。荷物をトランクに入れるなり、「こっちのほうがこのクルマの良さを感じられそうだから」と後席に乗り込んだ。その直観力はさすがだと思う。

久保まい
「後ろに座ってみてもいいかな?」

そして凝ったステッチの入った、肌触りのいいレザーシートに身をゆだねた彼女がまず目を付けたのは、ヘッドレストだ。
ヘッドレストにはエクステンションともいうべきクッションが別体で追加されていて、そのソフトな使い心地はこのクルマの後席が特別な空間であることをアピールしている。その心地よさを彼女は気に入ったらしい。

7シリーズ
余裕のリアシート
7シリーズ
シートの調整ボタン類

「なんだか寝ちゃいそう。くつろげるから」

空港ターミナルをあとに走り始めると、彼女はちょっと眠そうな表情でクルマを褒めた(のだと思う)。
フラッグシップセダンだけに、後席スペースは広い。しかし単に広いだけでなく、ラグジュアリーなことも7シリーズの自慢だ。リッチな表皮のシートには電動調整機能が組み込まれていてリクライニングできるし、シートヒーターやベンチレーションも内蔵。そのシートのコントロールを、センターコンソールに組み込まれたタブレットでおこなうのは斬新だ。

7シリーズ
彼女を乗せて

「こうやって操作するのってなんだか飛行機みたいだね。シートの座り心地がよくて快適だから、遠くまで出かけても疲れなさそうだね。」

7シリーズ
わが家へ

それは飛行機でも最新のビジネスクラスでしょ?……と言いかけたけど、やめておこう。
ドライバーのボクは運転を楽しめる。いっぽう後席はリラックスで疲れ知らず。そんな2面性が7シリーズの真骨頂じゃないだろうか。出張帰りの彼女は疲れているみたいだけど、ちょっと遠回りして帰ろうか。だって、後席で心地よさそうに寝ているから。(後編へ続く)

7シリーズ
出張帰りにも頼りになる荷室
7シリーズ
暗い所でドアを開けると、こんなギミックも

(文:工藤貴宏/今回の“彼女”:久保まい/ヘア&メイク:牧 詠子/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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